2012年4月17日火曜日

『すべては一杯のコーヒーから』

図書館で借りた、『すべては一杯のコーヒーから』(松田公太著、新潮文庫)を読む。

『すべては一杯のコーヒーから』

特に著者に興味があったわけでもなく、普段タリーズコーヒーを利用しているわけでもなく、アマゾンで他の本を探している時にレビューの高さが気になったので読んでみた。

海外で育った幼少期、27歳で三和銀行を退職してタリーズコーヒーを立ち上げ、そして上場までを描いている。著者の情熱、パワフルさが伝わってくる一冊。

現在、著者はみんなの党所属の国会議員になっているが、政治家になってからはあまり見かけなくなってしまったような気がする。本当は各所で活躍しているのかもしれないけど。

政治家と言っても国会議員は一議員に過ぎず、出来る範囲に限界があると思う。それを知っている人は、直接選挙で選ばれるがゆえに権限の大きい首長、とくに知事を目指しているのではないのだろうか。

というわけで、刺さった箇所。

「以前から感じていたことだが、特にここ数年で痛感するようになったのは、人間の弱さである。ダイエットひとつ取っても一人でやり遂げることは難しい。また、自分のミスや自分の弱さ、不出来を認められずに、言い訳をしたり、他人のせいにしたりする人がいかに多いことか。この点は私も常に自戒している」

自分も言い訳せずに気をつけよう。


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