2011年7月27日水曜日

TSAロック 購入

楽天でTSAロックを購入。

新しいカバンを買いましたが、ロックがついていなかったので楽天でTSAロックを購入。手荷物用なのでロックを取り付ける必要はないのですが、万が一ということで。また、このサイズでアメリカまで行くこともないと思いますが、やはり国際線に乗るからにはTSA方式を選択。

鍵式は鍵を持ち歩くのが面倒なのでダイヤル式を探したところ、楽天で送料込み630円が最安値。というわけで、全て楽天ポイントで購入。

メール便で届きました

プチプチに包んであります

パッケージがありません。でもゴミが出ないから良いです

4桁。本当は3桁が欲しかったけどこれが一番安かった

この合鍵さえあれば開けられるから、TSAロックなんて気休めです

バーは本体内部まで刺さりません

カバンに取り付けたところ。黒同士で上手くマッチング

思ったより重量がありましたが、丈夫そうです。さて、あとは実戦投入するだけです・・・



2011年7月20日水曜日

ルフトハンザ ラウンジ ネット接続無料化

ルフトハンザのラウンジが無料化に。

マイルの確認のためWebをチェックしていたら、無料化のお知らせが表示される。

ルフトハンザからのお知らせ

「ルフトハンザでは、ルフトハンザ ラウンジをご利用のお客様にインターネットを制限なく自由にご利用いただけるよう、2011年7月1日よりドイツテレコムのネットワークによる無線LANサービスを無料でご提供します。リラックスチェアの上でもビストロエリアで軽食をつまみながらでも、ラウンジ内のどこでもお好きな場所でドイツテレコムのネットワークよりインターネットに接続が可能です。ラウンジにおけるケーブルレスのネットサーフィン、Eメール送受信、社内ネットワークへのアクセスはこれまでも多くのお客様にご利用いただいておりますが、ルフトハンザでは今回の無料化によってさらに多くのお客様のご要望にお応えすることができます」

ついに、というか、やっと無料化になってくれました。全世界一斉にやるのか、それともフランクフルトとミュンヘンから順次切り替えていくのかわかりませんが、これで普通のラウンジになります。今後は長時間の乗換えでも退屈しなさそうです。

ところで、お知らせのページの右側の男性ですが、ワタミの渡邉美樹さんに似ているような・・・






2011年7月13日水曜日

『大前研一 敗戦記』

図書館で借りた、『大前研一 敗戦記』(大前研一著、文芸春秋)を読む。

『大前研一 敗戦記』

実は大前研一の本は読んだことがなかった。というのも、以前、都知事選に立候補した時に、評論家が政治に打って出るなんて胡散臭いと思い、それ以降あまり良い印象を持っていなかったから。

それから15年近く経ったが、相変わらず精力的に活動しているし、雑誌のインタビューなどではそれなりにいいこと言っているしと思ったので、アマゾンにてレビューを参考に著作を探してみた。

そうしたら、例の選挙について書かれた著作があり、さらにレビューの評価もかなり高かったので借りてみた。

本人としてはマッキンゼーでやることはやった、でも日本の将来は危うい、それを変革してくれる政治家をバックアップしたいと思っていたが、実際にフォローした政治家たちは何もしてくれなかった。ならば、自分で変えるしかないと思い立候補。

当初はマッキンゼーの調査でも当選の可能性があるという結果もあり、さらに都会は無党派層が多いから有利と思ったが、青島幸雄、岩国哲人、ドクター中松と無党派層候補が乱立。また、いくら政策で訴えても大手マスコミが取り上げてくれず、泡沫候補の一角みたいになってしまう。

結局は落選してしまうが、その後、親友の加山雄三から、「明治維新のときは皆が変えようと思って変えた、そして後になってあれが維新だったということになった。でも、あんたのは全部自分が危機を見つけて自分で解決策まで示し、自分で平成維新といっている。みんなの気持ちを考えず、だれも参加していない。そんなものは維新じゃない。そんなのピエロだ」と看破され、変えるべきは国ではなく、その前に自分自身だったと気づかされてしまう。

こんな調子で、日本を変えたい自分の思いと、落選にいたるまでの心境の変化、そして何も変わらない日本への歯がゆさを包み隠さず書いている。

ただ、もし著者が当選していても議会の壁にぶつかり大きな変革は出来なかったと思う。一方で、著者の考えに賛同している人が政治家を志し、それが平成維新ではなく大阪維新の会の橋下知事であり、徐々にだが変化が起こりつつあるのかもしれない。

本著は1995年に書かれているが、その当時から著者はいずれ日本の年金、医療、福祉制度は崩壊するとし、自分よりも若者のために変えたいと切望している。今も著者は一新塾という政策学校を開設して変革を目指している。


今まで散々、日本が変わらないのは政治家ではなく、そういう政治家を選ぶ有権者が悪いと書いてきたが、もし本当にそう思うならば一新塾でもどこでも自分の考えに近いと思う候補者、団体の活動を手伝うなり寄付でもすべきではないだろうかと思ってしまった。すなわち、無投票の人々を馬鹿にしているけど自分は投票しかしておらず自分から変えようとはしていない。すなわち単なる受け身ということ。反省。

今回は政治体験記を読んだが、次は彼の本流である経済に関する著作を読んでみようと思う。







2011年7月6日水曜日

『国家債務危機 ソブリン・クライシスに、いかに対処すべきか?』

図書館で借りた、『国家債務危機 ソブリン・クライシスに、いかに対処すべきか?』(ジャック・アタリ著、林昌宏訳、作品社)を読む。

『国家債務危機 ソブリン・クライシスに、いかに対処すべきか?』

アマゾンのレコメンドが読むきっかけだったが、本著を読むまではジャック・アタリについて全く知らなかった。ドイツ統一、EU成立の影の立役者と言われているそうである。

前半は公的債務の歴史を述べている。覇権国(債権者)は必ず財政破綻に陥り、そして債務国からお金を借りることになる。これらは歴史が物語っており、古代ギリシャからローマ、フランス、イギリス、アメリカ、日本、そしてこれからは新興国(中国)へとヘゲモニーは移りつつある。

確かに、かつてはヨーロッパが世界の中心であったが、第一次世界大戦以降は植民地であったアメリカからお金を借りるようになり、そのアメリカも米国債は日本が買い支えており、そして今では中国が日本経済を支えているわけだから、正しいのかもしれない。

西側諸国全体が破産するというシナリオは十分有り得るとのことで、ならば円が破綻しても海外分散投資をしていれば大丈夫と思っていたがそうではないようである。困った。

最悪のシナリオとしては、ユーロが破綻し(2011年末にギリシャは1500億ユーロを必要としているが、今は200億ユーロの融資にも躊躇している状態)、連鎖してドルが破綻、そして世界的不況からアジア(中国)が失速するというもの。

しかしながら、大変困難なことではあるが今から対処すればこれらは回避出来て、そのためには世界単一銀行的なものが創設されることになるだろうとしている・・・



破綻するとどうなるかは、今まで読んだ国債系の本の中では『ジャパン・ショック』が一番近い内容かと思う。

ゴールドマンサックスの将来予想でも世界経済は先進国から新興国へとパラダイムシフトしているとし、モーニングスター社代表も個人資産のポートフォリオは海外資産と金投資で、海外株:海外債券:金は6:3:1、それぞれの先進国:新興国比率は1:1と提唱している。その根拠として、円資産は預貯金、保険、年金で持っているから円に投資する必要はなく、またこれからは新興国の時代という事で先進国と新興国の比率を1:1としている。確かに本著を読めば、そのポートフォリオも納得できてしまう。

またしても暗い内容であったが、サルコジ大統領は著者に影響を受けて、”21世紀フランス”を変革するための戦略づくりをジャック・アタリに依頼して諮問委員会を組織し、本著もその提言がベースになっている。そして316の政策提言のうち、2/3は完全、あるいは部分的に実行に移されたとのことで、出来るかどうかわからないけどそれでも前進しようとするフランスは素晴らしいと思う。ちなみにジャック・アタリは、サルコジには助言するが彼には投票しないと公言しているそうである。

結局のところ、資産を分散投資してもどうなるかわからず、ならば資産の分散だけでなく使い方の分散も必要なのかもしれない。例えば、「今の生活維持(家賃・食費・光熱費等):自分への投資(スキルアップ):趣味への投資(海外旅行):将来の蓄え(資産運用)=1:1:1:1」など。

将来が不安で大半を貯蓄しても西側諸国全体が破産するようなことになれば意味がなく、使っておけばよかったと思うだろう。しかし本当に破綻するかどうかはわからず、もし全て浪費してしまったけど破綻しなかったならば貯蓄しておけばよかったと思うはず。ということは、どうなったとしても満足できるような生活、および消費をすべきであり、それは、長期、分散、低コスト(贅沢は良いけど無駄は駄目)という、投資の基本と同じではないだろうか。

と、支離滅裂な感想でしたが、やはり将来はどうなってしまうんだろうと思いつつも、今を楽しく生きることも大切。これからも機内食の写真とマイルを貯めることを疎かにしないように思います。