図書館で借りた、『都市を生きぬくための狡知―タンザニアの零細商人マチンガの民族誌―』(小川さやか著、世界思想社)を読む。
『都市を生きぬくための狡知―タンザニアの零細商人マチンガの民族誌―』
新聞に書評が出ていたのと、第33回(2011年) サントリー学芸賞・社会・風俗部門受賞作ということで読んでみたが、最高に面白かった。著者はタンザニアの地方都市で海外から輸入された古着の小売(マチンガ)、中間卸売りを約10年にわたって行ったというツワモノ。
学術論文なので読みにくいところもあるが、マチンガが都市に寄生、依存、共生し、そしてたくましく生きていくための術が描かれている。マチンガが語る台詞にはウイットとも言うべき面白さがあり、読んでいると思わず笑ってしまう。と、その一節でも紹介したいけど、もう返却したので書けません。
というわけで、面白かったというだけの感想文でした。
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