ドバイ出張で興味を持ったイスラム教を知るべく、『イスラームとは何か-その宗教・社会・文化』(小杉豪著、講談社)を読む。この本を選んだのは、アマゾンのレビューで高評価を得ていたから。
『イスラームとは何か-その宗教・社会・文化』
前半はイスラム教の開祖、ムハンマドの生い立ちから、アラブ社会におけるイスラムの浸透、拡大の歴史について、後半はスンニ派とシーア派の違い、現代のパレスチナ問題などについて語られている。
面白いのは、ムハンマドが生まれた頃のアラビア半島では、アラビア語を自在に操って人々の心を掴むことの出来る詩人が尊敬されていたということ。礼拝の時間が来たことを告げるアザーンのように、詩を読み上げていたに違いない。
なぜ女性は髪を隠すのか、ラマダン(断食)明けのお祝いは何をするのかといった世俗的なことについては全く書かれていない。しかし、歴史、背景といったことを知るには役に立つ一冊。
またイスラム圏に行きたくなりました。
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