『サムライ、米国大企業を立て直す!!-』
YS-11の開発に携わり、技術サポート担当としてフィリピン、アメリカに渡る。その後、アメリカで転職して、航空会社を渡り歩き、最後はコンチネンタル航空の建て直しに奔走し、上級副社長にまで上り詰める・・・
と、そこに至るまでの苦労がロジカルに書かれているのかと思いきや、飲み屋でお爺さんの自慢話を聞かされている気分になってしまった。『破天荒!』や、『大逆転!』のようにコンサルタントや伝記ライターが書いているのかと思ったら、口述とのこと。読みやすいが、せっかくの素材が活かされておらずもったいない。
ただ、話は面白く、本当に破天荒な人。言いたいことはストレートに言うし、嫌な上司には下剤も飲ませて駆逐してしまう。出る杭は打たれるが、「出る杭よ、打たれろ、そして本物の出る杭になれ」と、鼓舞している。
人生は一回きりだから、このぐらい豪快に生きなければ損。とわかりつつも、ついつい安易なほうに流れてしまう今日この頃でした。
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