2009年4月30日木曜日

新宿 Cafe & Meal MUJI

ユニクロのあとは、Cafe & Meal MUJIへ。

新宿に出るのは久しぶりだったので、紀伊国屋書店の裏が変わっていたのを全く知らなかった。すっかりきれいなビルになっていました。地下に無印良品のカフェがあったので入ってみる。

店内

地下とは思えない広々とした店内です。並んでいましたが、席数が多いので直ぐに席が取れました。

季節のラッシー(380円)とホットココア(380円)をオーダー。

ドリンク

店員が席に案内してくれると、札をおいてくれます。札に書かれている文字は全て異なり、この席には「良」という札が。他には「土」とかありました。

新宿の喧騒から隔離された、静かな場所です。

2009年4月29日水曜日

新宿 ユニクロ

永青文庫のあと新宿に寄ったら、丸井の中にユニクロを発見。

ユニクロ

よく見ると、ロンドンのユニクロと同じロゴが。

ユニクロ ロゴ

なんちゃって日本語系ですが、日本でも使っていたとは。このユニクロは女性専門店らしく、男性モノはありませんでした。

これからは、このタイプのロゴに統一するのでしょうか? まあ、安くて高品質であればどちらでもいいですが・・・

2009年4月28日火曜日

目白 細川コレクション 永青文庫

目白にある、細川家のコレクションを展示してある永青文庫に行く。

永青文庫までの行き方ですが、JR山手線目白駅から学習院前を通り過ぎて、ひたすら歩きます。ゆっくり歩けば20分はかかるでしょうか。本当は東京メトロの雑司が谷駅からの方が近いみたいです。道のりはなだらかですが、脇に入ると坂が多いです。


道が消えているように見えますが・・・

こんな急坂でした


この辺は高台なので、新宿方面が見渡せます


村上春樹で有名な和敬塾がありました


都内とは思えない純和風な光景です


やっと永青文庫に到着

永青文庫本館

新聞屋からもらった無料チケットで行きました。通常は600円です。細川家十六代護立公によって設立されたそうですが、単なるお金持ちではなく、教養があり、芸術に対して造詣が深かったことが伺えます。それにしても昔のお金持ちは凄いと関心させられます。六本木ヒルズに住んでいるようでは、まだまだです。(住めるはずもないけど・・・)

駒場東大前もそうでしたが、学校の近くは緑が多くて良いです。都内にもこんな素敵な場所があったことを再認識した一日でした。

2009年4月27日月曜日

『アマゾン・ドット・コムの光と影 』

普段使っているサービスに関する本を読むシリーズ三冊目。『アマゾン・ドット・コムの光と影』(横田増生著、情報センター出版局)を読む。

『アマゾン・ドット・コムの光と影』

アマゾンで注文すると、お急ぎ便でなくとも翌日に届くことが多い。前日の23時ぐらいまでに注文すれば当日届くこともある。そんなアマゾンの配送システムに興味を持ったので読んでみた。

内容は、著者が市川塩浜にあるアマゾンの配送センターで半年間アルバイトしたことと、取材から得た情報が書かれている。タイトルには「潜入ルポ」「~光と影」と書かれているが、そこまで大仰しくなく「アルバイト体験記」とでもいった感じ。

アマゾンの基幹とも言える物流センターではアマゾン、日通、アルバイトというヒエラルキーで成り立っているとか、取材を受け付けないアマゾンは秘密主義などとしているが、いまどきの会社は全てそうではないだろうか。ちょっと大げさな表現が目立った。副題で、「躍進するIT企業、階層化する労働現場」とあるが、アルバイトを徹底活用してコストを下げることは、残念ながら日本の全ての物流業に共通していることでアマゾンだけに限らない。

面白かった記述としては、「アマゾン本社の調査によると、商品にカスタマーレビューがつけば、その商品の売上が「約一万円」増えることにつながるという結果が出ているという。それもCDより、本の方がその影響力が大きいのだ」「物流センターから出荷された商品で返品されてくるのは一万件に一件、0.01%というほとんどないに等しい数字である」「複数の取材結果、アマゾンを利用する人の75%以上の世帯年収は、500万円を超えていることがわかった」。

このほかにも、アマゾンの実力を示すものとして、業界平均で30%後半に近い返品率が一ケタ台しかないとか、取次ぎを抜きにして出版社と直接取引きすることにより利益率を高めている、送料が無料になる1,500円以上だと売上が良いので出版社も1,500円以上の値付けをするようになっている、中古販売のマーケットプレイスは手数料だけなので利益率が高いなど。

アメリカでは再販売価格維持制度がないので安売りができる。そこで本国のアマゾンは既存の大手書店と対抗するために大幅な値引き販売をしなくてはならず、当初はなかなか利益が出せない構造だったらしい。ゆえに日本の再販制度はアマゾンにとって非常に有益なシステムになっている。規制は既存の産業を保護しているはずだが、時代とともに変化させなければ逆に毒になってしまうということではないだろうか。これはブックオフの隆盛にも繋がると思う。

2005年に発行されているが、当時はアマゾンジャパンの売上は500億円だったらしい。いま調べてみるとwikiでは約1,500億円と推定している。これは紀伊国屋書店が1,181億円(wiki)なので、もはや日本最大の書店になっているということだ。(ただし全てが書籍の売上ではないが)

物流現場は大変だと思うが、改めてアマゾンのパワーを感じさせられた。

2009年4月26日日曜日

『スラムドッグ$ミリオネア』

今年のアカデミー賞8部門受賞した、『スラムドッグ$ミリオネア』を観る。


『スラムドッグ・ミリオネア』

ムンバイ出張中にちょうど受賞し、現地のニュースで知ったので観ようと思っていた作品。ストーリーが良く出来ていて、非常に楽しめた。しかし、内容はかなりきついので、手放しで喜べないのが本音。

ムンバイ空港から市内中心部の間にはスラム街がいくつもあるし、映画の中の孤児達の凄まじい状況そのままを目の当たりにする地域もあった。行ってきたばかりだから、余計に強く感じてしまった。下の写真は、ムンバイ市内から空港へ向かう途中で撮影したものです。



ムンバイ スラム街


駅のシーンはチャトラパティ・シヴァージー・ターミナス駅。ここは動画も撮影した場所なので良く覚えていますが、まさに映画の通りです。


負の面もあるけど、それでもインドのパワーには引きつけられるものがあるので、また行ってみたいと思っています。

2009年4月25日土曜日

森伊蔵

幻の焼酎、森伊蔵を呑む。

森伊蔵は入手困難な銘柄なので飲むことなどないと思っていたが、偶然にも知人宅で呑むことに。買うには蔵元の抽選に申し込まなければならず、倍率は1,000倍近いとか。ネットで検索すると、「定価で森伊蔵を入手する方法」と称した情報商材まで出回っており、異常ともいえる人気が伺える。定価どころかタダで呑めてしまったのでいうことなしです。知人に感謝。

森伊蔵 外箱

外箱はシンプルなクリーム色をしています。もらい物とのことでしたが、調べてみたらこれは高島屋で売っているものらしいです。それでもオークションでは一万円を超えて取引されています。


森伊蔵 ボトル

中身はいたって普通なボトル。味はといえば、芳醇な芋の香りと深みのある味わいがのどに広がります。とはいいつつ、確かに美味しいけど森伊蔵と言われなかったらわかりません。ただ、写真右脇にある紙パックの焼酎とは大違いです。

というわけで、二人で全部飲んでしまいました。美味しいものを食べたり呑んだりしているときが一番至福です。抽選、オークション以外の入手方法としては、JALの一部路線のビジネスクラス機内販売で売っているそうです。スターアライアンスではないので日本航空は利用しないし、ましてやビジネスクラスに乗ることもありません。次回飲む機会は、当分先のことになりそうです・・・

2009年4月24日金曜日

『アマゾンの秘密 世界最大のネット書店はいかに日本で成功したか』

普段使っているサービスに関する本を読むシリーズ二冊目、『アマゾンの秘密 世界最大のネット書店はいかに日本で成功したか』(松本晃一著、ダイヤモンド社)を読む


『アマゾンの秘密 世界最大のネット書店はいかに日本で成功したか』

まさに「それは一本の電話から始まった」的な、知人から誘われてアマゾンジャパンの立ち上げに関わることになった著者の体験談。極秘に進められるサイトオープンから退社までの約二年間が綴られている。

著者はマーケティング担当として、カスタマーレビューこそが成功の要因と確信してキャンペーンを行う。キャンペーン期間中はレビューが集まったが、終了後も予想以上に集まる。これは、レビューを書くことを通じて、文章を書くこと自体の楽しさ、それがサイトに掲載されることの歓びをしってしまったからだとしている。これこそまさにブログと同じだと思った。へたくそな文章でも書き続けることで上手くなったような気になるし、読者はいないかもしれないけどネットに繋がっているので誰かが見ているかもしれないという実感があるからだ。(自戒を込めて)

面白いのは、amazonのマーケティングには顧客の性別、年齢などは一切関係なく、それらの項目すらないということ。必要なのは、その顧客がだれであるかということではなく、その顧客が何を買ったか、またはどの商品に興味を持ったかということらしい。そのような発想からリコメンデーション機能が生まれているのだと気づかされる。

後半はマーケティングや新規予算がほとんど通らなくなり、経費が節減されていく様子が何気なく書かれている。当時の本国のアマゾンは赤字で低迷を続けていた時期であったからだと思うが、それらの恨み節はなく淡々と語られている。

著者は当時も今もアマゾンに愛着を感じていて、それを表すエピソードを最後に披露している。「途方にくれた彼女は僕につぶやいた。「アマゾンって、何も教えてくれないんですね」。ため息まじりの彼女に思わず僕は相槌を打った。「うん。アマゾンは何も教えちゃくれないよ。でも、アマゾンではすべてを自分で学ぶことができる環境が整えられているから大丈夫だよ。意味わかるよね?」「はい。そうですね。うん、わかりました」。驚いたことに、彼女の表情は一転して明るくなっていた」。これは『若者はなぜ3年で辞めるのか?』のコメントと同じで、これこそ今の会社に求められていることではないだろうか。

また、社員を大人として扱う会社として次のように評している。「僕の知っている日本の企業の多くは、社員を言わば、できの悪い子供扱いすることが多く、たくさんの規則を作って、社員にいちいち反省を促していた。(中略)少なくともアマゾンでは、社員を子供としてではなく、ひとりの合理的な考えを持つ大人として扱い、それを前提に淡々と進めた。面白いことに人間は子供扱いされると子供のように振る舞うが、大人として扱われるといっぱしの大人としての行動しようとする。そういう環境で、個人個人が大人として努力するのは極めて自然でもあった」

アマゾンは外部に対しては徹底的な秘密主義だけど、社内は開放的らしい。その開放的というのは、会社は社員に対して場所を提供しているだけで、何もしない。だけど、その場所を利用して開放的な空間を社員が作り上げることが出来る環境、とでも言えるのではないだろうか。

子供として扱われても大人らしく振る舞い、そして誰に対しても開放的でありたいと感じた。でも会社からは解放されたいです・・・

2009年4月23日木曜日

4GB micro SDHCカード 購入

携帯電話用にネット通販でTranscend製4GB micro SDHCカードを購入。

4GB micro SDHCカード

購入先は上海問屋。729円+メール便210円、合計939円。トランセンドと上海問屋の限定コラボモデルということで、オリジナルパッケージに入った4GB SDHCカード(クラス6)です。

いつものように1GBあたりの単価を比較してみました(メール便代は除く)。全て限定コラボモデルです。2GBは389円(@194.5円)、4GBは729円(@182.25円)、8GBは1,499円(@187.375円)。ということで、一番お得な4GBを購入。携帯電話での利用だったら、4GBもあれば移し変えることなく全てのデータを保存したままに出来ると思う。

それにしてもここ数ヶ月、メモリばっかり購入しているような気が・・・

2009年4月22日水曜日

『ブックオフの真実 坂本孝ブックオフ社長、語る』

アマゾン、楽天、ブックオフなど、普段使っているサービスに関する本を読んで、理解を深めることにしてみた。まずはブックオフから。『ブックオフの真実 坂本孝ブックオフ社長、語る』(坂本孝・松本和那・村野まさのり編著、日経BP社)を読む。

『ブックオフの真実』

BOOK・OFFは海外出張前にいつもお世話になっている。無くしても気にならないし、重くなったら捨てることも可能(捨てたことはないけど)。でも、こういうきっかけでも作らなければ、いつもなら読まないタイプの本。とはいいつつ、これだけの一大新古書チェーンを作り上げたからには何らかエッセンスがあるに違いないと読んでみた。

まずはマツモトキヨシ社長との対談から始まる(マツキヨも普段利用しているお店のひとつなので、この一冊で目的がダブルで達成されたことになる)。ブックオフを創業した当初、マツキヨを参考にして店作りをしている。他店、しかも書店以外のお店を真似ることで、お客が入りやすい店作りをしていることが理解できる。通常であれば新刊書店を参考にしそうだが、本を売ることを考えるのではなく、お客が集まるにはどうすればいいのかを考えているからだろう。

当初は品揃えを充実させようとしたが結局は欲しい本が集まらなかったため、その店で買い取った本だけを販売することを基本としている。しかし品揃えを断念する代わり、価格戦略で魅力を付加している。それは定価の一割で買取り、半額で販売する、そして売れない本は100円で売るというものである。また返品が出来ないので、同じタイトルの本が5冊超えたら需要と供給のバランスが崩れているとして、100円にすることにしている。これを著者は、マーチャンダイジングはお客さんがやってくれると述べている。さらに、この値決め方法はアルバイトでもできるため、特別な技量や経験を必要としない。

その店で仕入れたものを売るということについては都心の五反田を例に挙げ、五反田はビジネスマンが多く(五反田の駅前の店は銀行の跡)、そういう場所では持ち込まれる本も売れる本もたいてい同じ。ということは、そのエリアのお客さんが持ち込んだ本が一番の売れ筋としている。

新刊書店については、再販売価格維持法によって価格を決めるということを考えないから弱体化するだけだと手厳しい。また、ブックオフに並んでいる本は、お客さんが欲しくて一度買った本、すなわち「売れ筋」ということであり、一方、新刊書店には売れるかどうか判らないものまで並び、最後は返品の山になっていると指摘している。

一方で、「中古がマーケットの底辺を広げ、新品がマーケットの高さを作る。そうすることで、三角形の面積が広がる。新品と中古はどの商品でも補完関係にあるはずだ」と、新刊あっての古本を理解しており、両者が儲かる仕組みについて考えを述べている。

本書は新古書店について語っているが、中古ビジネスとして捉えれば様々な業種にも応用できると思った。惜しむべくは、創業者がセクハラ、不正経理が原因で退任していること。もっとも、そもそも創業者の色があまり出ていないと思うので、今後も拡大し続けていくであろう。

というわけで、次も海外出張前に買いに行きたいと思います。

2009年4月21日火曜日

オーストリア航空 ダブルマイルキャンペーン 加算 2

オーストリア航空ダブルマイルキャンペーンのキャンペーン分マイルが加算された。

当初は、150%(予約クラスB)+25%(エグゼクティブボーナス)+100%(キャンペーン分)と思っていたが、確認するとキャンペーン分も150%加算されていた。


マイル一覧

よって、150%+25%+150%=325%という、エコノミークラスでは考えられない破格の加算率。ロンドンまでの往復を含めると、一回の旅行でなんと合計40,172マイル獲得。あと9,828マイルあればヨーロッパまで片道アップグレードできる。

Miles & Moreも上手く使えば貯めやすいと思う。あとはANAやJALのように日本で提携会社が増えてくれれば完璧です。


2009年4月20日月曜日

『レッドクリフ Ⅱ』

今年の大作、『レッドクリフ Ⅱ』を観る。


レッドクリフ Ⅱ

あまり歴史モノ、ましてや三国志なんて全く知らないので興味は無かったのだが、バンコク行きの飛行機でパートⅠを観たので、最後を知っておきたく観てしまった。

ジョン・ウー特有のコテコテ演出満載で楽しめたし、パロディーもあったがジョン・ウーでもそういうことするんだという感じ。

ところで、コテコテ演出を考えるよりも、それを演技者、撮影者に伝えるほうが大変だと思う。たとえ良いアイデアがあっても可視化できなければ意味が無く、その頭の中の内容を表現する人に伝えなければならない。ジョン・ウーはどうやって伝えたんだろうか。ところで、ジョン・ウーは漢字では呉 宇森と書くそうです。

というわけで、映画館で観たのは007以来でした。

2009年4月19日日曜日

ポイント消化三昧

各社のポイントを使ってお買い物。

まずはヨドバシカメラで携帯電話を購入。ドコモのムーバからフォーマP-03Aに機種変更。ルフトハンザのマイルを貯めるためにいつも使っているクレジットカード、Miles & More UFJカードのスマイルポイントをドコモポイントへ交換。そのドコモポイントを利用。さらにmovaからFomaへの機種変更は15,750円の補助が付くので、ACコード等の付属品を合わせて50,085円が無料に。34,335ポイント利用。

次にマツキヨでボトル型ガムを購入。598ポイント利用。

最後はヤマダ電機でカードリードライタを購入。980ポイント利用。

「卓上型カードリード・ライタ」

SD(SDHC)、micro SDが直接挿せれば何でも良かったので、一番安いものを選ぶ。それにしても形状がベープにしか見えない。

というわけで、今回は全て無料で購入。ポイントも貯まると結構な額になるので、こまめに利用。以上、ポイント消化報告でした。

2009年4月18日土曜日

『99.9%は仮説 思いこみで判断しないための考え方』

『99.9%は仮説 思いこみで判断しないための考え方』(竹内薫著、光文社)を読む。

『99.9%は仮説 思いこみで判断しないための考え方』

読む前も、読み始めてからも科学の本かと思い込んでいた。「飛行機はなぜ飛ぶのか? 実はよくわかっていない」というプロローグで始まるので、科学的に常識と思われていることの謎について解説するのだろうと。

しかし、定説の例として、「絶対に潰れないと思われていた山一證券があっという間に潰れた」が挙げらるあたりから、トンデモ本!?が頭をよぎる。だが、そのまま読み続けていくうちに、これは科学の本ではなく、科学史の本であることに気づく。

科学とは、その時代、そのときの常識によって変化するものであり、過去に正しくても現代では過ちであるものがある。それと同じように、現代は正しくても未来では過ちになる可能性もある。よって、絶対正しいものはなく、物事は色々な角度から見たり考えなくてはならないという。

ふと思ったのは、これは宮沢賢治『銀河鉄道の夜』の第四次稿で削除された、列車の中で語られていることと同じであるということ。

「いいかい、これは地理と歴史の辞典だよ。この本のこの頁はね、紀元前二千二百年の地理と歴史が書いてある。よくごらん、紀元前二千二百年のことでないよ、紀元前二千二百年のころにみんなが考えていた地理と歴史というものが書いてある。だからこの頁一つが一冊の地歴の本にあたるんだ。いいかい、そしてこの中に書いてあることは紀元前二千二百年ころにはたいてい本当だ。さがすと証拠もぞくぞく出ている。けれどもそれが少しどうかなとこう考えだしてごらん、そら、それは次の頁だよ。紀元前一千年。だいぶ、地理も歴史も変わってるだろう。このときにはこうなのだ。変な顔をしてはいけない。ぼくたちはぼくたちのからだだって考えだって、天の川だって汽車だって歴史だって、ただそう感じているのなんだから、そらごらん、ぼくといっしょにすこしこころもちをしずかにしてごらん」宮沢賢治『銀河鉄道の夜』)

科学とは時代によって変わることがあり、ゆえに絶対というものはないし、さまざまな仮説を検討しなければならないということではないだろうか。また、それは科学だけでなく、政治、経済にも当てはまるということ。

まさかこの本を読んでいて宮沢賢治のことを思い出すとは思わなかったが、科学史的視点から見た考え方というものが理解できたと思う。

海外出張などには関係なく読んでみた本でした。

2009年4月17日金曜日

変換アダプタ 「Global Adapter」 その3

海外出張のお供、米国ブルックストーンの通販で購入した変換アダプタ「Global Adapter」。コンセントに挿すと光ることが判明。

まずは通常時。USBポートの周辺が緑色に光ります。


通常時のGlobal Adapter

意外ときれいなグリーンで発光するので、ちょっと感激。さらにUSB機器を接続して充電を開始すると・・・

充電時のGlobal Adapter

今度はオレンジ色に変化。なかなか芸が細かいです。通電しているのか、さらに充電がされているのかが一目でわかる仕様です。

あとは延焼しなければ完璧です。以上、第6回目の変換アダプタレビューでした。

2009年4月16日木曜日

iPod shuffle 第3世代

海外出張のお供、iPod shuffleの第3世代が絶賛発売中。

iPod shuffle

第2世代の約半分のサイズだが、ここまで小さいとちょっと使いづらいような気が。そのうち、本体はイヤホンのコードに収まってしまうのではないだろうか。まだ触っていないのでわからないが、早送り、巻き戻し等の操作をボタンを複数回押して行うのが、以前より時間がかかって面倒に感じるかも。曲を読み上げてくれるボイスオーバー機能は使いやすそうな気がするが、やっぱりうっとうしく感じてしまうのだろうか。

一番気になったのは、操作部がイヤホンのコードと一体化しているので、BOSE Quietcomfort2を使うときは別売りの操作部を買わなくてはいけないこと。

液晶がないだけに電池が長持ちするのでiPodシリーズの中では一番良いと思っているけど、さすがに今回は食指が動きません。

2009年4月15日水曜日

『スズキのインド戦略』

ムンバイ出張でインドの自動車に興味を持ったので、『スズキのインド戦略 「日本式経営」でトップに立った奇跡のビジネス戦略』(R・C・バルガバ著、島田卓監訳、中経出版社)を読む。

『スズキのインド戦略 「日本式経営」でトップに立った奇跡のビジネス戦略』

著者はスズキのインド子会社、マルチ・ウドヨク社の元社長。ゆえに著述が本業ではないので、淡々と話が進んでいく感じ。情熱的な出来事や、いかにピンチを克服したかなど、ビジネス書にありがちな緩急がないので物足りなさは感じるが、成功までの事実が静的に書かれているのでわかりやすい。

マルチがパートナーを探しているとき、「他のメーカーも偉い人(役員)があいさつに来たそうです。ただ、最初のあいさつをして握手をしてお茶を1杯飲んだら、「あとは一緒に連れてきている課長や部長とミーティングしてください」と言ったと。トップとして最初から最後まで話しをしたのは私だけだったそうです」と鈴木社長は述べている。27年前のインドはまさに発展途上国。今で例えるならば、アフリカの小国から訪れてきて現地で自動車を一緒に作ってくれないかともちかけてくるのと変わらないと思う。そしてほとんどの人は、将来性がないと感じてもしょうがないかもしれない。そうであれば、トップではなく部下に任せてしまうだろう。一方で、もし相手がメルセデスやBMWだったらトップが相手をしたと思う。未知の国であっても礼を尽くして相手した鈴木社長の存在は大きい。

マルチは当然として、スズキも国内メーカーとしては下位グループである。お互いが中小メーカーだったからこそ、上を目指そうという考えが一致した。また、当初の出資比率26%だったが(2002年に54.21%になりスズキの子会社化)、製造や教育はスズキ側、販売とマーケティングはインド側とし、お互いを尊重しあったことも大きい。自動車産業における教育については『ザ・トヨタウェイ』の方が詳しいが、モノ作りの原点は現場であることがここでも理解できる。

ボーナスを成果主義にすることにより、減ることもあるが実績を出せば増えることで社員のコスト意識、業績への関心を強めさせている。ただ、「労働組合のリーダーのひとりは、自分たちの支持基盤を拡大するため、契約社員全員を正社員にするべきだと唱え始めた。(中略)しかし、マルチの組合員の態度はまったく違った。ボーナスの支給額の基礎となる従業員1人当たりの生産性を算出する際、契約社員までが対象に含まれれば、生産性、そしてボーナス額は大幅に減少することになる。私たちがその点を指摘したためだ。契約社員を正社員にという声は、すぐに萎んでしまった」とあり、国が違っても同じ問題があり考えさせられる。

普通の人が思いがちなカーストの問題はマルチに限らずインドの企業活動において影響はあまりないらしい。これは職場では宗教や出自は無関係として接しているためとしている。ただし、外国企業や大企業ほどそうでないと告発されやすいというのもあると思う。

一方で一番大変だったと述べているのが、インド独特の法制度、旧来の慣習に染まっている役人や幹部、部品メーカーの育成。法制度や慣習については説得と教育で、部品メーカーについては下請けではなくパートナーとして接することで乗り切っている。これら努力について著書は、マルチと同じ努力をすれば他業種でもインドで応用できるのにマルチの成功だけが注目されてしまっていると嘆いている。

今はまだ中間層が購入しやすい軽自動車がインド市場にマッチしているが(タタモーターのナノは凄いですが)、いずれは普通車が売れる時代も来ると思う。そのとき、スズキはどうするのだろうか。本書では将来について触れられていないが、スズキが描く将来像を知ってみたくなった。

2009年4月14日火曜日

駒場東大前 桜 お花見

マヌエルの後、駒場東大前まで行く。

桜が満開でとても綺麗でした(今はもう散っているでしょうが)。花見客も居らず静かで、本当に桜を観たい人には最適。

駅前の通り


大学構内

日曜日でしたが、東大生らしい人はほとんど居らず。キャンパスが大きいだけに余計に静かに感じてしまいます。

ところで、花見をしていると鼻がムズムズしてきました。ここしばらく調子良かったのに。桜花粉症?

2009年4月13日月曜日

松涛 ポルトガル料理 マヌエル

松涛にあるポルトガル料理レストラン、「Manuel」に行く。

いつかは行ってみたい国、ポルトガル料理を食べに渋谷まで。松涛なので渋谷駅よりも井の頭線神泉駅からのほうが近いです。店の本当の名前は、「マヌエル コジーニャ・ポルトゲーザ」というそうです。

小さなお店でアットホームな感じです

ランチメニューをオーダー。まずは自家製パンから。

しっとりとした食感。なんとなく甘い味

野菜スープ。まろやかな味


メイン一人目、タコとヒヨコ豆の煮物

メイン二人目、イカと野菜

ガーリックが効いてコクがあり、身体が温まりました。パン、スープ、メイン一品と、コーヒーか紅茶がつきます。これで3,400円(@1,700円)。松涛という場所と、普段あまり食べる機会のないポルトガル料理と思えば、まあ納得の値段ではないでしょうか。ランチで高級(?)外食は黒船亭以来でした。

次回はポルトガルに行って食べてみたいものです。

2009年4月12日日曜日

『若者はなぜ3年で辞めるのか? 年功序列が奪う日本の未来』

『若者はなぜ3年で辞めるのか? 年功序列が奪う日本の未来』(城繁幸著、光文社)を読む。ブックオフで350円。

『若者はなぜ3年で辞めるのか? 年功序列が奪う日本の未来』

話題になったので気になっていた一冊。値段が手ごろなので買ってみた。著者はこの本よりも、『内側から見た富士通「成果主義」の崩壊』の書き手としてのほうが有名かもしれない。

本書の帯に、「席を譲らない老人 席に座れない若者 今の時代、汗水たらして働いても、若いときの苦労はけっして報われない」と書かれているように、高度成長、および人口が増え続けることを前提とした年功序列型制度が現代に即さなくなり、疲弊していることを指摘している。その結果、就職氷河期にもかかわらず新卒で入社することの出来た優秀な新入社員たちは、いつまでたっても社内でやりたい仕事が出来ず、幻滅して辞めていってしまう。

既得権として高給、安定を手にした50代以上のため、実の伴わない成果主義によりいつまでも上がらない賃金と、リストラなどの不安定が20~30代に押し付けられていることを中心に説明している。ただ、著者は一番損をしたのはバブル世代というが、まだ就職できて正社員になれただけでも良かったのではないだろうか。さらには第二新卒などと称して転職できた時期もあったのだ。いまや社員になるチャンスすら与えられない層が出現してしまっているのだから。

企業がリストラをしないために、新卒雇用の抑制と自然減で社員を減らすという手法をとるが、それは結局、若者に働くチャンス、就職するチャンスを与えてないということに気づかされる。しかし、企業は単純労働者を必要としているため派遣社員を雇うことになり、結果、社内には若い人は派遣社員ばかりとなってしまう。それはほとんどの会社で見られる光景ではないだろうか。

著者は今後の人事制度のあり方として、キャリアパスが年功序列だけ、もしくは成果主義だけといった単線ではなく、キャリアの複線化にあると指摘する。残念なのは、それが冒頭で紹介されているだけで、説明がほとんどないことだ。ただ、あとがきに、この説明については前著『日本型「成果主義」の可能性』で取り上げていると注意書きがされているので、もっと詳しく知りたい人はこちらを読んだほうがいいだろう。

会社をスピンアウトした人が紹介されているが、彼が刺激的な一言を投げかけている。「この会社が必要とするのは、会社を利用して、自分の価値を高められる人間。だからどんどん会社を利用しろ」。なんとなく惰性で仕事をしている身にとって、猛省させられた。

著者が最後に、「いまを生きる若者が、それぞれの内なる動機について少しだけ考え、アクションを起こせば、企業の変革をプッシュすることになる。ひいては、社会全体の変革にもつながっていくだろう。明るい未来とは本来、人から与えられるものではなく、自分の手で築くものであるはずだ」と本書の意図を述べている。

働くということ、そしてそれが日本社会にどのような影響を与えるのかということを考えさせてくれた。第2弾として、『3年で辞めた若者はどこへ行ったのか-アウトサイダーの時代』も出版されているので、いずれ読んでみようと思う。

2009年4月11日土曜日

Blogger モバイル版作成

このブログを携帯で閲覧できるようにしてみた。

Twitter退会のあと、何か面白いサービスがないか探してみたが、このサイトを携帯電話で見られるようにすることを思いつく。携帯版サイトはブロガーの公式サービスでは提供されておらず、何らかの変換が必要になります。

いろいろ検索してみたところ、グーグルのサービスで「Google Mobile Proxy」というのがあったが、ログイン、検索画面、不具合報告などが表示されてしまうので非常に見難い。

Google Mobile Proxyの携帯用サイト

さらに検索すると、北見市のリバーストーン社が「MoBlogger」というサービスを提供していた。これを使うとシンプルで見やすい。まさにモバイル版サイトという感じ。

MoBloggerの携帯用サイト

MoBloggerだと目次、本文、写真しか表示されないので、すっきりしている。ただし、本文に張り付けてあるリンクをクリックすると、Google Mobile Proxyの携帯用サイトにジャンプしてしまい、一気に見難くなってしまうのが難点。

本来であればBloggerが提供すべきサービスだけど、あまり期待しないほうがいいのかもしれない。もっともほとんどアクセスが無いブログなので、携帯に対応させたところでなんら影響はないと思う。あと、MoBloggerに登録したときにQRコードが生成されたので貼り付けてみた。これも意味ないでしょうけど。

というわけで、ネットの最先端(というほどでもないけど)に触れた一日でした。

2009年4月10日金曜日

8GB USBメモリ 購入

ヤマダ電機で8GBのUSBメモリを購入。

8GB USBメモリ

DMC-FX37用に16GBのSDHCカードを買ったら、データ量を気にすることなく撮影するようになってしまった。その結果、PC間のデータ移動に使っている512MBのUSBメモリでは足りなくなったので、大容量版を購入することを決意。いつもの上海問屋では8GBが1,479円だったが、ヤマダ電機でバッファロー製が1,480円で売っているのを発見。ポイントが余っていたので購入。

512MBのUSBメモリは2008年5月にヨドバシカメラで530円で購入した。この時は1MB=約1.04円だったが、今では1MB=0.185円に。一年もしないうちに約1/5まで値下がりしている。この先もっと下がるだろうし、そのうちテラサイズのUSBも登場すると思う。

ところで、20%分のポイントが付いていたが、今回はポイントで購入しているので付加されない。店員が「ポイントで購入するとポイントがつきませんがよろしいでしょうか?」と聞いてきた。現金よりも損なのは知っているけど、ポイントを使わないで貯めておくのはもっと損だと思うのだが・・・

2009年4月9日木曜日

『ビジネスマンのための「発見力」養成講座』

これまたBOOK・OFFの商品券で買った、『ビジネスマンのための「発見力」養成講座』(小宮一慶著、ディスカバー・トゥエンティワン社)を読む。500円。

『ビジネスマンのための「発見力」養成講座』

著者は経営コンサルタントなので、普段の講演会で話している内容をまとめたような作り。気づく人、気づかない人、見つける人、見つけられない人の違いは、「ものが見える力」があるか否かと著者は説いている。その「ものが見える力」は「発見力」であり、日ごろの関心と仮説を持っていれば鍛えられるという。

著者はモノの見かたを以下のようにまとめている。

1.分解してポイントを絞ってみる
2.消えていったものに注目する
3.疑問・不思議に思ったことの理由を考える
4.全体を推測しうる一点を見つける
5先入観を疑う

これ以外にも「見える力の大原則」のまとめや、「見える力を養う方法」などがあり、ちょっとした活用で日々の生活や仕事にも活かせそうな気にさせられる。実際に著者の「見える力」による関心から「アメリカの住宅着工はいま前年比マイナス20%ぐらいなのですが、これがもうしばらく続くとアメリカ経済はクラッシュする確率が高まります。世界経済にも大きな影響が出ます」という仮説を導き出している。本書は2007年9月に出版されたものであり、いまの金融危機を既に予言していたことになる。

もちろん偶然当たっただけかもしれないし、一般の人にここまでの仮説は導き出せないかもしれない。さらに導き出したとしても何も出来ないであろう。ただ、見えないよりは見えたほうが良いし、見えたことにより何かを変えることも出来ると思う。

ちょっと大げさに書いてしまったが、非常に平易な文章で書かれているので気軽に読みやすい。文章量も非常に少ないので、1時間もかからないであろう。早い人であれば立ち読みで読めると思う。気分転換の一冊という感じ。

2009年4月8日水曜日

小青竜湯

花粉症の薬として小青竜湯を服用中。

小青竜湯錠

年々、花粉症が酷くなっており、鼻水、くしゃみ、なみだ目、頭痛に悩まされている。かといって薬を飲んでも症状を抑えるだけで直るわけではないので、飲むことに躊躇していた。

そんなときにマツキヨで見付けたのが、小青竜湯錠。漢方なので劇的に効くとは思えないが、身体には優しそうなので買ってみた。各社から販売されているが、買ってみたロート製薬のものは約1,600円。一回4錠服用、84錠なのでちょうど一週間分。服用の結果は、なんとなく効いているような気がした(たぶん)。普段より鼻水の量が少なく、ティッシュの消費量も減った。

そこで長期に飲み続けることを決意して、通販で別の小青竜湯を90包購入。5,980円+送料525円、合計6,804円。粉末なので吸収が良いので、さらに効くような気が。

今シーズンはこれを飲み続けてみようと思います。調子がよければ来年も買ってみるつもりです。

2009年4月7日火曜日

Twitter 退会

ミニブログサービス、Twitterを退会。

今年の一月に登録したが、ほとんど使っていなかった。そもそもこのサービスはブログのような一日ごとの更新ではなく、時間、分単位で更新することで効果を発揮するサービスだと思う。さらに知人とか、有名人など、身近な存在の人に自分がいま何をしているのかを知らせる、もしくは調べるのが面白いのであって、全然知らない人がいまやっていることを知っても面白くない。

というわけで、最近は全く使っていなかったので退会することにしました。最後に、記念にこのブログに張り付いていたときの画像だけ残しておきます。

退会記念の画像

というわけで、また面白そうなサービスがあったらトライしてみます。

2009年4月6日月曜日

『グーグルが日本を破壊する』

ブックオフの商品券を使って350円で買った、『グーグルが日本を破壊する』(竹内一正著、PHP研究所社)を読む。

『グーグルが日本を破壊する』

内容はタイトルと違って、既存メディアのぬるま湯体質の批判が中心となっている。気になったのは、出典が明らかになっていない引用が多い。巻末には参考文献が13文献しかない。それゆえか、全体に浅い印象を受けた。

例えば、「電通が同じ自動車業界のトヨタと日産の両方の広告を取り扱うのが当たり前だ」とあるが、正確には日産は博報堂グループが扱っている。新聞がネットに脅かされているとあるが、ヨーロッパで大躍進を遂げた無料新聞(メトロ等)については一切触れられていない。ヤフージャパンはソフトバンクが筆頭株主だから日本にマッチしたサイトを作ることが出来たので日本でのシェアが高いとあるが、かつて米国ヤフーの大株主はソフトバンクだったことはどう説明するのか。日本の携帯キャリアに波を立てるのはアンドロイドと米国700メガヘルツ帯域の競売参加とあるが、続く解説では海外のことしか説明しておらず肝心の日本の説明がない。

既存メディアへの批評にグーグルの名前を借りてタイトルに付け加えた、という感じ。『Google誕生』は好意的に書かれているが、こちらを読んだほうがまだグーグルの問題点がわかる。ちょっと期待はずれでした。

2009年4月5日日曜日

RICHO GR10 修理完了

修理に出していたリコーGR10が戻ってきた。

宅急便で送られてきたGR10

日付LCDカバーがずれただけなのですぐに直るかと思ったら、約4週間かかった。料金は5,350円。送料は無料、着払いでクレジットカードで支払えた。GR10と一緒に送られてきた明細によれば、部品交換、デート窓取り付け、各部点検・調整をしたとのことで、ちょっと高いけど納得。

外部もきれいになっていました。EX-Z3のときは汚れもそのままでしたが。

GR10

日付LCDカバーもちゃんと直っています。でも日付は1997年に。デフォルト値に戻ってしまったのでしょう。今の日付に設定してくれれば完璧だったのですが。

日付LCDカバー

ところで、見積もりが出たときに修理して着払いで送って欲しい旨を伝えたにもかかわらず、修理が終わったのでいつ送ればいいかの問い合わせの電話があった。そして午後指定で頼んだのに指定がされておらず、午前中に届いてしまう。不在だったので再配達を依頼するはめに。ちょっと残念な対応でした。

DMC-FX37を購入したので今後もGR10を使うかどうか迷うところ。フィルムはまだ余っているので、しばらくは併用となりそうです。

2009年4月4日土曜日

『Google誕生 ガレージで生まれたサーチ・モンスター』

図書館で借りた、『Google誕生 ガレージで生まれたサーチ・モンスター』(デビット・ヴァイス/マーク・マルシード著、田村理香訳、イースト・プレス社)を読む。

『Google誕生』

日本では2006年に出版された本なので、いまさら読むのもちょっと遅いような気もしたが十分楽しめた。早い時期からグーグルを使っていた人には、その成長過程が特に楽しめると思う。まだ広告がなかったとき、Gmailが始まったとき、マップ、アース等の新しいサービスが誕生したときの、驚きとそのときに何をしていたかを思い出させてくれる。

また、アメリカがどのようにして新しい産業を生み出すべくサポートしているかも理解できる。大学が特許やビジネス化を後押ししたり、ベンチャーキャピタルは出資するだけでなく経営の右腕となるべく人(エリック・シュミット)を送り込んだりと、産学全体で支援している。

創業者と経営者が分離しているのもよく出来ていると思った。創業者はアイデアには優れているが、経営には優れていないことが多い。会社が発展するためにはアイデアだけではなくマネジメント能力が必要となるが、それをベンチャーキャピタルが送り込むこと、そして創業者が受け入れるのは日本でも同じなのだろうか。『社長失格』の場合、創業者が経営者であったことが破綻した原因なのかと考えてしまった。もし創業者とは別に優秀な経営者がいたらどうなっていたのであろう。

情報が一箇所に集約されてしまう懸念もあるが、それにはもはや逆らえないほどの魅力があるのも事実。副題の「サーチ・モンスター」というのも上手い表現だと思う。今後どのような新サービスが登場するのか期待しつつ、他のGoogle本も読んでみたくなった。

2009年4月3日金曜日

ANA NH944 エコノミークラス 機内食

NH944ムンバイ線のエコノミークラス機内食。メニューは記録していないのでわかりません。

まずは夕食


食後のデザート、アイスクリーム


タタグループのミネラルウォーター


朝食

これでインドネタは終了。次回また行ける事を願いつつ・・・

2009年4月2日木曜日

ANA NH944 ムンバイ線

当初は全席ビジネスクラスだったANA BusinessJet NH944。そのときは36席しかなく、就航当時は羨ましいと思っておりました。その後、エコノミークラスが出来て(ビジネス24席、エコノミー20席)、さらに減便となっています。インドなどの新興国も経済危機の影響を受けているので、そのうち運休になってしまうのではないでしょうか。

搭乗開始時間は、出発時間のわずか10分前。全員バスに乗り込んだら、沖止めされているNH944まで移動。このときも空港職員が手を振ってお見送りしてくれます。

機材はボーイング737-700ER。さすがに小さいです。ちなみに運航はEL(エアー・ニッポン)です。


NH944 ボーイング737-700ER

エコノミークラスからビジネスクラスを見るとこんな感じです。


ビジネスクラス

そしてエコノミークラス。6人ぐらいしか居らず、一人一列のような感じでした。

エコノミークラス

エコノミーにしてはシートが広く、欧州線のプレミアムエコノミー以上の広さだと思います。

エコノミークラス シート

座席リクライニング調整

シートテレビは通常と異なり、セパレートタイプになっています。

座席の肘掛を開くと・・・

黒い袋が見えます

アームを引き出し、袋を開いて・・・

モニタをアームに乗せると完了

電源コードは座席ポケットにあり、それを座席下の電源とつなげば利用可能です。モニタには全てのコンテンツが収められています。また、機体とは繋がっていないので、機内アナウンス時に中断されることがありません。

枕が意外と大きく、調べてみたら「欧米で人気の最高級ブランドCOCOON(コクーン)のシルクの枕」だそうです。

COCOONの枕

ところで、ムンバイ空港でスーツケースに巻かれたPPバンドとビニール袋ですが、成田空港のターンテーブルに出てくるときに、空港職員が全て外してくれます。この辺もビジネスジェットゆえでしょうか。

このような小さな機材に乗る機会も少ないので、貴重な体験でした。次回はビジネスクラスといきたいところですが、それまで運航しているかどうか・・・