ブックオフで105円で買った、『ヤマダ電機の品格 No.1企業の激安哲学』(立石泰則著、講談社)を読む。
『ヤマダ電機の品格 No.1企業の激安哲学』
本書は月刊現代2007年9月号、10月号に掲載されたものを加筆、修正したもの。雑誌に掲載されたものだけあってスピード感ある書き方なので読みやすいが、理念なき膨張だの、品揃えが少なく大阪ではヨドバシカメラに負けているとか、どちらかというとヤマダ電機に対して批判的な論調となっている。
かつては松下、三洋といった家電メーカー系販売店が主流であり、次に石丸電気などの量販店、そしてヤマダ、コジマといったカテゴリーキラーがどのように伸びていったのか判りやすく書かれているので、ヤマダ電機を通して見た家電小売業界隆盛絵図といったところだろうか。
年間売り上げ1兆8,000億円以上ともなれば、強大なバイイングパワーでメーカーも大変と思いきや、約500店舗に商品が陳列されないのも困る。それに応じるだけの大量供給できるのは生産力のあるパナソニックとなり、パナソニックとは蜜月の関係らしい。
山田社長は元ビクターに勤めていたが、「正当に評価してくれるなら頑張れたが、おべんちゃら使うやつがどんどん昇給していくしね。つまんないよ。組織には大抵、要領の良いやつが上にいるじゃないか」ということで独立。ただ単に文句を言うのではなく、行動に移したことは偉いと思う。
普段あまり買い物をしないので、ヤマダ電機もほとんど利用しない。最後に買ったのは替え刃だが、これもポイント消化をしただけ。安いからといって必要の無いものまでは買わないし・・・
以上、普段利用するサービスに関する本を読む第8弾でした。
以上、普段利用するサービスに関する本を読む第8弾でした。
0 件のコメント:
コメントを投稿