ブックオフで350円で買った、『それでも会社を辞めますか? 実録・40歳からの仕事選び直し』(多田文明著、アスキー・メディアワークス)を読む。
『それでも会社を辞めますか?』
『3年で辞めた若者はどこへ行ったのか』(城繁幸著)をもっとカジュアルにした感じなんだろと思い、読んでみた。
実録と銘打っている割には登場者数は5~6人と少なく、内容はかなり薄い。一時間もあれば読めてしまうのではないだろうか。
読む前から判っていたことだが、もはや40代での転職は不可能に近いということ。業界トップクラスのスキルを持っているとか、一人で支社を立ち上げるぐらいのマネジメント能力があるといった本当に極一部の人は除いて、大半の人は今の会社にしがみつくしかない。そんなことはないと思いたいところだが、もし自分が採用側だったらよほどのことがない限り40代は採用しないだろう。
暗い話になってしまったが、本書に登場する数少ない「勝ち組」の、国内生保から外資系に転職した人曰く、「確かにこの不況の中で先行きは見えず、新規契約を取ることは厳しい状況です。ですがこの環境の厳しさを逆に好機と捉えて、挑戦的な気持ちで動くことを忘れないようにしています」
置かれた環境に対して不平や不満を言うのではなく、自分にはこの環境で何ができるのか、前向きに考えることを忘れずに仕事に取り組み続けているということが、これからの40代に必要な考え方ではないだろうか。
今後さらに景気が悪化すると、今の会社にしがみつくことすら出来ない人が増えてくると思う。そうしたときでも前向きにありたいと思った。
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